「中小企業の会計に関する基本要領」について

 「中小企業の会計に関する基本要領」は、中小企業の属性を踏まえた会計ルールとして、平成24年2月1日に公表されました。
 この「中小企業の会計に関する基本要領」は、①中小企業の経営者が理解でき、自社の経営状況の把握に適切に役立つこと、②利害関係者に必要かつ十分な情報を提供できること、③実務の会計慣行を最大限考慮し、税務との親和性を図ること、④計算書類の作成負担を最小限にとどめ、中小企業に過重な負担を課さないこと、の4点のコンセプトに基づき作成されました。
 また、「中小企業の会計に関する基本要領」は、会社法第431条に定める「一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行」に該当すると解されています。
 TKC計算書類公開データベースにおける「中小企業の会計に関する基本要領」とは、TKC会員が「中小企業の会計に関する指針」に準拠して関与先の計算書類の作成に関与したことを示しています。